■きになるこてん　終了いたしました（文章長め）

＊画像は初日の様子です
2週間にわたり、とても素晴らしい充実した
時間となり、みなさまには
心より感謝申し上げます。
2018年度の個展、「きになるこてん」
無事終了いたしました。
今回、遠くよりわざわざ足を運んでいただいた方が
本当に多くて、皆様には感謝しかありません。
行きたいなぁ～って思ったとしても
実際に、行動に移すって　なかなか
できないことのように思うから。
私の作品は　制作時間も体力も気力も必要な
昔ながらの効率の悪い作業をとおして
生まれてきます。
できることなら
「効率のよい制作方法を追及した工業製品」
のように作ることができたら
と思ったこともあったけど。
ですが、それができないから、「異質ななにか」を
感じていただるのではないかと
そして、一つの作品を大事に使っていただけるのではないかと
そう思っております。
大阪に転居してきて、ranbuさんとの出会いがあり
作品を置かせていただけることになりました。
もう6年も前のことになります。
そんな駆け出しの私のスズメのポーチを
ご購入いただいた、Ｈさん。
手のひらにそっと包むように持っていらっしゃいました。
その姿は一生忘れません。
今でも本当に気に入ってくださって、毎日おカバンに
入れて大事に持ち歩いてくださっています。
きっと今までスズメのポーチは
Ｈさんと一緒にに、素晴らしい時間を
過ごさせてもらったんだろうなぁ
と勝手に想像しています。
初期の作品はビーズやスパンコールを
たくさん使っていたので、どうしてもとれてしまい、
5年の間に3回、お直しをいたしました。
今回もそのスズメさんを連れてきてくださったので
再会することができました。
私はそんな夢のようなひと時を
経験できるなんて、はじめたころは
想像もしておりませんでした。
経過した年月とともに
お客様と作品達の関係になにかの意味が発生し
まわりまわって　時には想定もしない
心よりのギフトをいただきます。
作品を大事にしてくださる方がいるから
私はこれからもひとつひとつ愚鈍に、正直に、ていねいに
効率の悪い作業をしながら　全然数つくれないけど
でも、一歩一歩、制作頑張っていこうと
今、思っています。
長々と読んでいただいた方、ありがとうございました。

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